田舎もん大学生のネパール日記

休学して一年間ネパールでインターンしている大学生のブログです。

【第三言語習得】どうやってネパール語覚えたの? Part 1

ナマステ〜

 

前回は就寝前のスマホ操作はよくないよ〜という話を書きました。

 

 

最近、ネパール人やネパールに来た日本人の方に

 

「どうやってネパール語覚えたの?」

 

という質問をよくされます。

 

 

最初に断っておくと、ネパール語はそれほど習得が難しい言語ではありません。

 

なぜなら文法や語順は日本語とほぼ変わらないからです。

 

しかし、ネパール語は外国語には変わりありません。

 

私は中学1年から英語を勉強し始めて大学3年でやっと日常会話くらいのレベルになったほどです。

 

外国語習得はすごくハードルの高いものだというイメージがありました。

 

しかし今ネパール生活10ヶ月目にして、中学3年間で習う英語文法くらいのネパール語のSpeaking, Listeningはできるようになりました。

 (ちなみにネパール語の読み書きは一切できません。笑)

 

あれほどハードルが高いと思っていた外国語習得でしたが、実際にやってみたら時間はかかるものの、できないことではないということがわかりました。

 

そこで、

 

10ヶ月間でどうやって日常会話レベルのネパール語を習得したのか、実体験をもとに書いてみたいと思います!

 

最初のネパール語力は?

 

ネパール行きが決まったのが昨年8月初旬。

 

そこから教育実習があったり渡航準備があったりで、ほとんどネパール語を勉強しない状態でネパール入りしました。

 

なので、ネパール到着時は

 

「ナマステ〜(こんにちは」

 

「メロナームユキヤホ(私の名前はユキヤです)」

 

くらいしか話せない状態でした。

 

☆一口メモ

ネパールには約123の言語があるとされています。僕が活動している村の人たちは皆「タマン語」という民族の言葉と公用語ネパール語を話します。

カトマンズでは英語が通じることが多いです。しかしカトマンズを一歩離れるとネパール語でしか会話が通じない世界が待っています・・・。

 

 

単語が認識できるようになる

 

ネパール入りしてすぐに首都カトマンズから離れたある村を訪れました。

 

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その村では学校の先生以外は英語が通じません。

 

その当時、僕が知っていたのはナマステ〜と自己紹介文くらいだったので、もちろん会話などできず・・・

 

ひたすらネパール語を聞いてうんうんと笑顔で頷くしかできませんでした。

 

input 98%、output 2%くらいの割合でしたね。笑

 

しかし、全くわからない異国の言葉でも何度も何度も会話に出てくる言葉って徐々に一つの単語として認識し始めるんです。

 

例えば

 

プギョ

 

カハン

 

ティミ

 

アイレ

 

今まで全く句切れのない連続的な文字列の羅列に過ぎなかったものが、

 

少しずつ単語レベルに分解され、音としてその単語を捉えらえるようになりました。

 

「またこの単語出てきたよ。でも意味はわからないな〜。」

 

これがファーストステップです。

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この単語、どんな意味??

 

英語であれば辞書やアプリを使ってすぐに意味を調べることができます。

 

しかしその時私は辞書を持っていなかったし、単語の音だけでは意味を調べることができませんでした。

 

加えて、ネパール語単語帳のようなものは持っていましたが、それにのっていない単語が日常でたくさん出てきます。

 

そのため自分で意味を見つけなければいけない単語がいくつもありました。

 

どうやって単語の意味を見つけたのか???

 

僕がまず行ったのが仮説を立てることです。

 

以下は僕がある単語の意味を見つけるまでの流れです。

 

 

僕はバスに乗っていました。

 

隣の席は空いている状態です。

 

そこに男の人が現れて

 

「カリホ?」

 

と言いました。

 

僕は何を言っているかわからなかったので、

 

「No」と答えました。

 

するとその男の人は席から離れて行きました。

 

しばらくしてまた別な男性が僕の席に近づいて来て、

 

「カリホ?」

 

と訪ねて来ました。

 

前回Noと行ったので今回は

 

「Yes」と答えてみました。

 

するとその男性は僕の隣の席に座りました。

 

状況としては

  • バスの中での会話
  • 二人がけの席で一つが空いている状態

 

で「カリホ?」と訪ねられ、「はい」と答えたら隣の席に座りました。

 

ここで、

 

「カリホ?ってもしかしたら席が開いているか聞く時の表現なのかもしれない」

 

という仮説を立てました。

 

いざ、検証へ

 

次はその仮説を検証する番です。

 

別な日僕は再びバスに乗りました。

 

二人がけの席で一つ空いている所に近づき、

 

座っている女性に

 

「カリホ?」

 

と訪ねました。

 

するとその女性は

 

「ホ(Yes)」といい、隣の席に目線を移しました。

 

そして女性の隣の席に難なく座ることができました。

 

 

こうした実験のようなものを通して私は単語を覚えていきました。

 

 

正直、かなり非効率感はあります。笑

 

全ての単語をこうして覚えたわけではありません。

 

英語ができるネパール人に

 

「〜(ネパール語)って英語でなんっていうの?」

 

と訪ねてすぐに意味を知ることもありました。

 

しかし仮説→検証プロセスで覚えた単語は確実に忘れることなく、一度覚えたものはすぐにoutputして使用することが可能でした。

 

ここまでのまとめ

ネパール語を覚えたプロセス

 

1. ネパール語を聞きまくって、文字列の羅列としての認識から、個別の単語として認識できるようになる。

 

2. 意味を仮説→検証プロセスを辿って探していく

 

 

次回はネパール語どうやって覚えたの?part 2 を書きたいと思います!

 

次回は文法の覚え方について書く予定です。

(明日になるかは不明です)

 

ではまた明日。

 

↓全然関係ないけど、村で借りていた家

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