田舎もん大学生のネパール日記

休学して一年間ネパールでインターンしている大学生のブログです。

ネパール政府が海外ボランティアの数を制限するって本当?!

ナマステ〜

 

今日は何か悪いものを食べたのか、お腹が痛い・・・

 

前回は「鉄の門」と呼ばれるくらい合格がむずかしい高校卒業認定試験について書きました。

 

今日ですね、興味深いニュースを見つけたので紹介します。

 

 

1. 海外ボランティアの数が制限される?

そのニュース記事がこちら↓

 

kathmandupost.ekantipur.com

 

この記事は

 

ネパール政府は、海外からのボランティアの数と活動地域に制限を設ける方針を固めた。

 

というもの。

 

この決断に踏み切った理由として

 

The government is of the view that the country already has adequate human resources and technical expertise in some of the areas where foreign volunteers are engaged

 ネパール政府は、現在海外ボランティアが活動しているいくつかの地域ではすでに十分な人材と専門家がいるとの見解を示している。

 

“As the country does not need foreign volunteers in all the areas they are currently engaged in, we are coming up with the guidelines to fix the areas where they can be mobilised effectively,” said Nepal.

 

全ての地域に海外ボランティアは必要ないため、彼らがより効果的に活動できる地域を修正するためのガイドライン作成を決定した。

 

 

ネパール政府はこのように述べています。

  

特に介護やソーシャルデベロップメント、教師はボランティアを派遣しなくても良い状態になっていると述べています。

 

2. そもそも「海外ボランティア」って誰を指すの?

 

ここでちょっとした疑問が浮かびました。

 

誰を「海外ボランティア」って呼ぶのだろう?

 

僕も海外ボランティアに入るのか??

 

とちょっと不安になってきました笑

 

過去記事を遡ってみたところ、関係する記事をいくつか見つけました。

 

kathmandupost.ekantipur.com

 

上の記事によると、

 

INGOs-Japan International Cooperation Agency, Korea International Co-operation Agency, Volunteer Service Overseas, Australian Volunteer Programme, Unicera Programme, CECI Nepal and US Peace Corps Nepal attended the meeting.

 

 

 ボランティア制限に関する会議にはJICA韓国のKICA, US Peace Corpsなどが出席していたとのことです。

 

つまり、ここでいう「海外ボランティア」は

 

JOCV(青年海外協力隊)やPeace corps(アメリカ版青年海外協力隊)などの政府からの派遣ボランティアのことを指しているようです。

 

今後、ネパールでは学校関係やソーシャルデベロップメント系のボランティアは募集定員が少なくなる可能性がありますね。

 

個人的には、いくら足りているとは言え、よそものにしか変えられないものがあるのではと思っているのでちょっと残念です・・・。

 

3.今ネパールにはどれくらいの海外ボランティアがいるの?

 

十分な人材が揃っていると言っているものの、実際にはどれくらいの海外ボランティアがネパールにいるのでしょうか?



海外ボランティアの人数が書かれた記事を見つけました↓
 kathmandupost.ekantipur.com

 

上の記事によると、

 

1426名の海外ボランティアが現在ネパール全土で活動しているそうです。

 

そのうちの709名はKathmandu,Bhaktapur, Lalitpurという首都カトマンズの周辺地域で活動しています。

 

つまり約50%カトマンズもしくはその周辺の地域で活動していることになります。

 

ネパール政府はいくつかの地域では十分な人材がいると言っていましたが、まさにカトマンズ周辺に人材が集中しているようです。

 

ちなみに国別のボランティア人数は

 

1位:日本(606名)

2位:韓国(392名)

3位:アメリカ(200名)

 

となっています。

 

実際、ネパールはカトマンズを中心に発展が進んでいます。

 

しかしまだ西部の方はほとんど開発がされていないというような話を聞きました。

 

今後カトマンズ周辺以外にも海外ボランティア隊員が派遣される可能性が無きにしも非ずということですね。

 

今後の動向を追っていきたいところです。

 

ではまた明日。