〇〇の数が一年で2倍に?!ネパールで最も気をつけるべきこと
ナマステ〜。
やっと鼻水が治ったゆっきーです。
ネパールで最も怖いもの
海外に行くってワクワクしますよね。
新しい場所、新しい出会い、そして新たな学び。
でもその一方で不安や怖さもあります。
治安の問題や言葉の壁、ぼったくりなど・・・
僕もね、ネパールで怖いものがあるんですね。
それがこちら↓
そう、犬です。
僕は小さい頃友達の家の犬にお腹を噛まれてから、犬恐怖症でした。
日本であれば、犬のいる家に近づかなければよかったのですが・・・
ネパールの場合、そうはいきません。
家を出てまず出会うのが、人ではなく犬。
鶏の鳴き声ではなく、犬の遠吠えで目を覚ます。
そんな世界なんです。笑
実録!ネパールであった恐怖体験
そして犬恐怖症に追い討ちをかける事件が起きました。
今から4ヶ月ほど前のこと。
朝お寺に行った帰り自転車を漕いでいました。
突然、後ろ側からすごく騒がしい物音が聞こえました。
特に気にしていなかったのですが、ふと右に目を向けると、そこにいたのは
犬!
犬が僕の自転車と並走していました!
あっやばいっと思った瞬間にはもう時すでに遅し。
ふくらはぎをガブッとやられてしまいました。
この時はまだ知らなかったのですが、ネパールでは犬に噛まれ狂犬病になり亡くなる人が年間に数十名います。
僕は狂犬病への恐怖から少しパニックになりましたが、
ネットで情報を集め、とりあえず病院に行き注射を受ける必要があることがわかり
すぐ病院へいき注射を受けました。
↓ 大変参考になったサイト
致死率100%の狂犬病!ネパールで動物に咬まれた時の対処法&行くべき病院 | ネパールにハマ~ル!
ちなみに僕が行った病院はこちら↓↓
病院へ着くと朝10時にも関わらず長蛇の列が。
30〜50名が列をなしています。
しかも全員がAnimal Biteという紙を持っている。
「あ、みんな噛まれた人たちなんだ笑」
そこで噛まれたのは自分一人じゃないんだという謎の安心感が生まれました笑。
まあこんな事件があり、さらに犬恐怖症は強まってしまいました・・
しかし最近は犬に噛まれないために犬の前では堂々と歩いてみたり、工夫をしてできるだけ犬に合わない・噛まれないようにしています。
ネパールの狂犬病事情ってどうなっているの?
あの一件があってからネパールの狂犬病に関する情報を集めようとしましたが、なかなかデータが見つからず。
しかし遂に先日の新聞記事にネパールの狂犬病の現状が書かれた記事を見つけました!
↓ こちらがその記事 ↓
記事の内容を簡単に紹介すると、
・平均で1日に132名の患者が抗狂犬病ワクチンを受けに病院に来る。
・2016年の調査によると首都カトマンズには約30000匹も野良犬がいる。
・2017年は17名、2016年は16名が狂犬病によって命を落としている。
・Sukraraj hospital(国立メディカルセンター)は患者の急増を受け、夜間もワクチン摂取できる体制を整えた。
1日に132名が噛まれるってすごいですね・・・
人ごとではないことがわかっていただけるかと思います。
下の表は1年間に抗狂犬病ワクチンを打つために病院を訪れた患者の男女別のデータです。
みてわかる通り2016-2017に比べ2017-2018は合計患者数が2倍以上に増えています。
記事の中で患者数が増えた理由をこう述べています。
カトマンズ地域の人口集中が原因の一つと考えられます。2011年は250万人だった首都人口も今となっては500万人以上にまで増加しました。
また狂犬病に対する人々の怠慢さと無知 によって毎年狂犬病で亡くなる人が増えています。
また一つ興味深い調査結果が書かれていました。
患者は金曜日と土曜日、または祝祭日に集中します。人が外を出歩く機会が増えるからです。特に子供は土曜日に外で遊ぶことが増えるため噛まれるリスクが高まります。
金土は特に気をつけなければいけませんね。
政府は今まで6000万ルピーもの予算を抗狂犬病ワクチンにかけてきたにも関わらず、狂犬病で亡くなる人は増える一方です。
政府は野良犬に対してワクチンを接種するなどの予防に努める必要があるのではと思いますね。
旅行などでネパールを訪れる皆さん、狂犬病のワクチンを日本で打ってくることをお勧めします。
ワクチンを打っていれば噛まれた後のワクチン接種が2回ですみます。
噛まれたとしても焦らず、現地の人や信頼できる人に聞いて病院に行きましょう!
ではまた明日。