田舎もん大学生のネパール日記

休学して一年間ネパールでインターンしている大学生のブログです。

「返信が待ちきれない!」 日本・ネパールの高校生による手紙交流スタート!

ナマステ〜

 

昨日から鼻水がとまらないゆっきーです。

 

ネパールはもう夏が終わったのかな?

 

夜は少し冷えます。ネパールに休暇でくるみなさん、風邪にはお気をつけて。

 

 

 

 

1. 手紙交流プログラムスタート!

 

今日、活動しているカトマンズの学校で新しい取り組みを行いました。

 

それが

 

日本の高校生とネパールの中学生による手紙交流

 

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ネパールで活動している社会活動家の方のお知り合いが先生で

 

その先生の学校の生徒と手紙を通した交流をすることになりました。

 

ネパールの生徒が手紙を書き、PDFファイルにしておくり

 

日本の生徒がそれに対して返事を書くというもの。

 

手紙交流の授業で得た学びを少し共有したいと思います!

 

2. 学び:人間としてのゆっきー目線

①英語ライティング力すごい!

今回手紙を書いたのはネパールの8年生9年生の生徒計21名。

 

日本でいう中学2・3年生の学年になります。

 

1コマ40分間の授業をいただいて、最初の説明を引くと約35分。

 

35分間でこれだけの文章量、そしてカラフルな装飾ができるのが単純にすごいなと思いました。

 

↓実際に生徒が書いた手紙の一部(宛名;学校名は伏せてあります)

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日本の中学で同じ授業をやったら何時間かかるのか・・・

 

②世界と繋がりたいと思っている

当初、日本の学生との手紙交換を楽しんでやってくれるだろうかという不安がありました。

 

始まる前はちゃんと書いてくれるか凄くドキドキだったのですが、

 

いざ始まってみるとほとんどの生徒はペンが止まらない!

 

ささーっと書ききってしまいました。

 

一人の生徒が手紙を書き終わった後に

 

「ユキ、もう一つ入れたいものがあるんだけど・・・」

 

といってきました。

 

何だろうと思って待っていると、英語で書かれた詩を渡されました。

 

「これもお願い」

 

あ〜こうやって自分の思いを綴ったものを届けたいっていう気持ちがあるんだ。

 

その子は普段静かで、考えを表に出さないけど世界と繋がりたいって思っているんだな、と実感をした瞬間でした。

 

3. 学び:先生としてのゆっきー目線

交流前・交流中に「あ〜これ必要だったな」と思うことがいくつかありました。

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①授業前

・事前学習が肝

「さあ、書いてみよう」と言ったところで、いきなりかける人はいないでしょう。

 

では「〜について書きなさい」と言われたとして

 

楽しくかけるでしょうか?

 

事前に、生徒の興味関心を掻き立て、自ら「書きたい!」、「〜について聞いてみたい!」という思いを起こさせる必要があります。

 

生徒それぞれの興味関心に沿った手紙はきっとより具体的で、読む方も書く方も楽しいものになるでしょう。

 

具体的には、自分の国との比較から入るのは一つの手だと思います。

 

自国と他国の宗教や文化、人口、ダンスを比べ、「違い」を知ることで興味関心を引き出す。

 

このステップがあるかないかでだいぶ書く内容が変わるのかなと思います。

 

・書きたいことを整理する

 

興味関心を引き出すことに成功したはいいものの、書く内容がうまくまとまらなくては、良い文章になりません。

 

頭の中にある伝えたいことを整理する必要があります。

 

今回はマインドマップを使用して、生徒が情報を整理した状態で手紙を書くようにしました。

 

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マインドマップは一つの例ですが、こうした頭の整理をしてから実際の手紙を書くステップに移ると良いかと思います。

 

②授業中

交流前の事前学習がしっかりできていればあとは書くだけなのですが、

 

中にはペンが止まる生徒もいます。

 

今回も1〜2名ペンが止まっている子がいました。

 

・なかなか筆が進まない生徒にはどうしたらいいの??

これは手紙を書いている間結構悩みました。

 

書くことがあるのに整理できてなくて書き始められないのか

 

そもそも書くことが思いついていないのか

 

面倒臭くて書かないのか

 

原因は様々あります。

 

まずはなぜ生徒のペンが止まっているのか観察や問いかけを通して理解する。

 

僕は今回この部分はできなかったです・・・

 

そのあとそれぞれの原因に合わせた有効な手立てを講じることが大切かなと。

(対策を事前に考えておく必要がありそうです)

 

4. 生徒の声

実際に手紙を書いた生徒からは

 

「返信が来るのがとても楽しみ!」

 

「日本のことをもっと知りたいと思った!」

 

など嬉しい感想をいただきました。

 

 日本で教壇に立ちながらこういった国際交流をやられている先生を本当に尊敬しますし、自分もそうなりたいと強く感じました。

 

ご協力してくださった方々全員に感謝です。ありがとうございました。

 

返信が返って来るのが待ちきれませんね!

 

ではまた明日。