田舎もん大学生のネパール日記

休学して一年間ネパールでインターンしている大学生のブログです。

世界中の教室の壁をなくす!日本・ネパールの学生によるweb交流レポート!

ナマステ〜

 

最近美味しいものを食べすぎてお腹がタプタプになってきたゆっきーです。

 

今日は活動しているカトマンズの学校で日本の高校生とネパールの中学生によるweb交流を実施しました!

 

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今日はその様子やweb交流をする時の注意点などを書いていきます。

 

 

web交流って?

テクノロジーの発達で、あらゆる壁がなくなってきています。

 

言語の壁、国境の壁、文化の壁など様々な壁はテクノロジーによって簡単に越えることができる時代になりました。

 

学校現場でも例外ではありません。

 

PC2台とwifi環境があれば世界の教室の壁をなくすことができます。

 

アジア最貧国と言われているネパールにおいてもネットさえあれば世界最高峰の知に触れることができるのです。

 

そんなテクノロジーの進化がもたらしてくれた新しい交流の形がweb交流です。

 

日本と海外の学生がリアルタイムで海外の生徒と交流ができます。

 

私が行なっているのは、日本の高校生とネパールの中学生(7年生)の生徒がパソコンの画面と通してお互いの国のことを学ぶ機会を作ることです。

 

月一回40分間の頻度で行なっていて、今日は3回目の交流でした。

 

1回目は自己紹介

 

2回目はお互いの国のダンス

 

そして3回目となる今日のテーマは「言語」です。

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交流のテーマは「言語」

 

今回の交流のテーマは「言語」でした。

 

まずはじめに日本の生徒が挨拶や自己紹介の仕方を紹介し、そのあとネパールも同じように挨拶や自己紹介の仕方を教えました。

 

また、ネパールの生徒が短い会話をして、日本人の生徒がどんな会話だったか推測するというゲームも行いました。

 

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面白いな〜と思ったのが、日本の生徒が「結婚してください!」と言ったのにネパールの生徒はthey are angry (彼らは怒っている)と捉えたことです。笑

 

 

web交流をする時の注意点まとめ

 

3回のweb交流を通して、「これよくなかったな」「もっとこうすればよかったな」と思うことが多々あったので、いくつか注意点と改善点を紹介します。

 

1.ネットが弱くて会話が途切れ途切れになってしまう。

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wifiはあるけどすごく弱いことはよ〜くあることです。

 

その状態でつなぐと、画面がフリーズしたり、声が遅れて聞こえたりして、うまくコミュニケーションをとることができません。

 

そんな時はビデオ会議サービスのテキスト機能を使うか、あらかじめテロップを用意しておくことをお勧めします。

 

私はzoomという企業向けのビデオ会議ウェブ会議サービスを利用しています。

 

実はzoomというサービスにはホワイトボード機能がついています。

 

お互いの画面を共有でき、その画面に大きなホワイトボードが表示されます。

 

そこにはテキストも書けるし、フリーハンドで絵や文字を書くことも可能です。

 

例えば、質問したいことがあった時、このホワイトボードにテキストを入力すれば相手の画面にも同じように映し出せるので、声が届かなくてもコミュニケーションが取れます。

 

↓zoomホワイトボードの使い方はこちら↓

Zoomのホワイトボードの使い方・基本操作方法まとめ | Zoom-Lab | Web会議ソフトZoomの研究所

 

アナログな方法もあります。

 

画用紙を細長く切って、そこにあらかじめ質問したいことなどを書いておきます。

 

そして交流が始まったら、その画用紙を画面に写します。

 

そうすれば声が聞こえなくても何を質問したいかが一目瞭然です。

 

2. 多対多の交流の難しさ

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通常の教室と違って、web交流は基本的に多対多の交流です。

 

多対多の交流で難しいのが、参加させることです。

 

参加したいと思う生徒がいる一方、興味ない生徒も一定数います。

 

うるさくなると声が聞き取りづらくなったり、画面越しに遊んでいる姿が見えると飽きちゃったのかなって思われがちです。

 

ここは教師の腕の見せ所なのかもしれませんが、

 

大前提として「楽しむ」ことが大切なのかなと思います。

 

せっかくの海外の生徒との交流なんだから授業の目標を達成するためにこれとこれとこれとこれを知ってもらいたい。

 

そのためにはこんなことをやらなきゃいけない・・・

 

なんて思っているとすごく退屈な時間になりかねません。

 

繰り返しますがweb交流の大前提は「楽しむ」ことです。

 

web交流の場でえた知識量は少なくなるかもしれません。

 

しかし生徒がその後「もっとこれ知りたい!」とかテレビを見ていて「あ〜この前その国の人と話したことある!」とか、そう思うだけで大きな変化だと思います。

 

今まで気にも留めなかった国のことにアンテナを張るようになったら得られる情報量が格段に違くなります。

 

3. 事前・事後のフォローが大切

 

web交流は基本的に単発で終わることが多いです。

 

なぜなら交流自体が目的である場合が多いからです。

 

交流して「楽しかったね」で終わったらせっかくの興味関心のたねが失われてしまいます。

 

また準備もろくにせずに交流に臨むと、「なんかあったことない海外の人が色々教えてくれるな〜。」くらいにしかならないんですね。

 

web交流の事前と事後にはフォローアップが大切だと私は考えています。

 

事前にできることは

・あらかじめ決まっている交流のテーマについて調べてみる。

例)言語がテーマであれば交流する国の挨拶を調べてみるなど

 

・質問したいことを箇条書きで書きだす。

 

・自分たちで交流して見たいことを話し合う

 

などなど

 

事後にできることは

・交流の振り返りシートを記入してもらう。

 

・もっと知りたいと思ったことについて調べる時間を設ける。

 

・お互いの国の生徒の振り返りシートを交換しあって、交流した相手がどんな感想を抱いたのかを知る。

 

などなど

 

もっと色々な事前・事後のフォローアップの仕方があると思います。

 

これからもっと回数を重ねて研究していきたいなと思います!

 

 これからのweb交流も楽しみです!

 

ではまた明日。

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