姿勢がよくなると学力も高まるってホント?!
ナマステ〜
前回記事からすごく時間が経ってしまいました。
今日ですね、ある大学の授業で、長年小学校の先生をされていた方が私たちの授業を見学されました。
最後にご好評をいただく時になり、僕は
「さて、どんなフィードバックをいただけるのだろう!」
とすごくワクワクしていました。
しかし・・・
その先生がおっしゃったのはなんともシンプル。
「姿勢よく座ろう」
猫背で授業を受けるのと背筋を伸ばして座ると学びの向かう姿勢が全然違う。
そう仰られていました。
僕は半信半疑で「いや、姿勢とか学力に関係ないやろ」って思っていたのですが、
あまりにもたくさんの先生から同じことを言われるので、調べてみることにしました。
学力と姿勢の関係
フロリダ州立大学の研究によると
新しいことを学習したり覚えたりするには良い姿勢の方がいいようです。
「同じ姿勢をとる」というのは、年齢に関係なく体の「自伝的記憶力」(自分自身に関する記憶)に驚くほど働きかけやすくなり、その記憶は長持ちするということがわかりました(2005年、Dijkstra氏)。したがって、同じ姿勢でいることは、特定の記憶領域を呼び起こす能力に影響を与えているといえるでしょう。
なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか? 私たちが「何かを思い出している時」というのは、「学習した時の状態」も、同時に思い出しています。それは姿勢だけではなく、感情や環境も含まれると見られています。悪い姿勢では、体が「学習した時の状態」と一致せず、記憶を思い出そうとする働きが妨げられてしまいます。つまり、効果的に学習できていないといえるのです。
Getting It Straight: Posture and its Influence on Learning and Memory | Brainscape Blog
姿勢と集中力の関係
さらに良い姿勢は集中力を高めるといった調査もあります。
姿勢と集中力は、『副交感神経』と関係があります。
副交感神経とは、自律神経のひとつで、もうひとつは交感神経です。自律神経は、人が自分で意識しない内臓など、臓器の調節を行う神経で、交感神経と副交感神経からなります。
闘争や逃走のように、緊張感やストレスを伴うときに強くなるのが『交感神経』、身体が落ち着いてリラックスしている時に優位となるのが『副交感神経』です。
悪い姿勢で座っているとき、自分では楽に感じるかもしれませんが、実際は、身体の筋肉の一部に負荷がかかって頑張っている状態です。
そのため、ずっと悪い姿勢でいるとストレスが偏ってリラックスできていません。
だから集中力も長続きはしないのです。自律神経でいえば、『交感神経』が強くなっています。一方、姿勢が良いと、身体に力が入らずバランスのよい状態でいられます。
『副交感神経』が高まり、身体はリラックスし、脳の働きが活発になります。必然的に、集中力も高まり、学習や考え事がスムーズに運びます。
このように良い姿勢は学力(記憶力)や集中力を高めるようです。
確かに姿勢と学力は関係があるようです。
めっちゃ眠いので、今日はこの辺で。。。