田舎もん大学生のネパール日記

休学して一年間ネパールでインターンしている大学生のブログです。

無力。それに尽きる。

ナマステ〜

 

今日はガイジャットラというお祭りに参加しました。

 

日本のお盆のような祭りです。

 

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またこの祭りについては詳しく書ければなと思います、

 

今日のメインは孤児院訪問です。

 

PAMという孤児院を訪れました。

 

PAMは両親が刑務所に入っていて行き場所のない子供たちが通うところです。

 

そこでは柔道教室もしていて、アジア大会などの国際大会に出場するほどの実力のある選手を輩出しています。

 

今日はその孤児院に世界の孤児院を回るエンターテイナーの方がきてダンスを教えるワークショップが行われました。

 

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僕より一つ年上なのにすでに60カ国以上を回ってダンスパフォーマンスを届けてきたとのことで、本当に尊敬です。

 

彼がパフォーマンスを始めるや否や、子供たちの目が一斉に輝き始めました。

 

ダンスが終わると「もう一回、もう一回!」とアンコールを迫ってきて、本当に子供たちが楽しそうにしていました。

 

そのあと少し難しめのダンスに挑戦し、最初はできなかった子供たちが終わることにはすごく上手になっていました!!

 

その光景を見たときに、心から尊敬するなという気持ちもあったのですが、

 

ベクトルを彼から自分に向けたとき、

 

自分が今この状況であんな風に子供たちの目をキラキラさせられるようなことはできるだろうか?

 

教員を目指している人間として、あれほど子供をワクワクさせる授業をできるだろうか?

 

あれそういえば、

 

1年間自分は何をやってきたのだろうか?

 

自分がやってきたことは世界を変えることに少しでも貢献したのだろうか。

 

こんなに一瞬で子供たちに夢やワクワク感を与えられる人がいる一方、自分は1年間かけてどんなことを子供たちへ届けられたのだろうか?

 

そういった疑問が浮かんできて、

 

久々の無力感を感じた。

 

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悔しさでもなければ、焦り、嫉妬でもない感情。

 

やってきたことは無駄ではないと言いたい。

 

でもこの国のため、誰かを変えることができただろうか?

 

これから自分にしかできないことってなんだろう?

 

わからない・・・

 

本当に好きなこと、やりたいことを貫いている人が目の前に現れると

 

自分が好きでやっていると思っていたこと、やりたいと思ってやっていたことが、そうじゃなく思えてしまうことがあって。

 

人と比較して、自分より他人が好きなことやっているなんて軸はそもそもおかしいとは思うのだけど、

 

そんな人を見るたびに自分がいかにちっぽけで、周りに流されているかを感じる。

 

どんなに人から「すごいね〜」って言われることをやったとしても

 

どんなに人が羨む仕事をしていたとしても

 

自分がその仕事に意味を見出せなかったら、多分死ぬとき後悔すると思う。

 

もっとああしとけばなんて言いたくない。

 

 

 

 



帰国まであと24日。